「な行」から始まる用語集
ナスティファッション
ナスティ(nasty)は「不快な、いやな、汚らしい」の意。
汚らしいイメージを強調するファッションを指し、80年代の高級、上品、上質といった流れの反動として現れた。
ジャビールックと同義。
ナード
ナードとは、英語で特定分野にのめり込んだ、その分野の知識が豊富な人、文科系サークルに属する人といったような意味を持つ。
日本のオタクともいた意味合いで使われることも多い。
また、オタクとは違って冴えない、ダサいなどといった意味合いも兼ねる。
ファッションではそのような人たちに見えるような大ぶりのメガネやあえてダサい印象をもたせたスタイルのことを指すことが多い。
ニュートラ
70年代半ば頃から女子大生やOLの間で一躍ブームとなる。関西のお嬢様ファッションとして発祥し、やがて全国でブームになった。レザーブーツ、プリントワンピースにカーディガンが基本になり、エルメス、グッチなどの高級ブランドのアクセサリー、バッグなどと組み合わせるスタイル。「ニュートラ」は日本で生まれた和製造語。
ニュートラディッショナル
ニュートラディッショナルとは、現代的な新しい感覚を取り入れたもので、トラッドよりもファッション性の高いヨーロッパ感覚を取り入れたもの。
ニュールック
1947年、クリスチャン・ディオールが発表したニューシルエットのこと。
第二次大戦中のミリタリールックなど男っぽい服に対し、優しい方の線、細いウエスト、すそ広がりのスカートといった女性的でエレガントなシルエットが特徴。
モードの中に女性らしさを蘇らせたということで当時としては画期的。
ハーパース・バザール誌の編集長カーメル・スノウが「ニュー・ルック」と呼び、この名前が広まった。
ネービールック
ネービーとは海軍のことを指す。
海軍の将官や兵士たちが着用する軍服や、それらにインスピレーションを得た服の総称。 海軍が警備で使用したダッフルコート、水兵のセーラージャケット、将兵が水上で着たピーコート、陸軍のミリタリーやアーミールックと対比されることが多い。
ノスタルジック
古きよき昔の過去や自然を思い出させる、懐かしい雰囲気のファッションのこと。
「郷愁の、懐旧的な」の意。
ノーマディック
英語で「放浪の、遊牧の」意。
ぼろぼろの衣服を着た、旅人のようなイメージ。