「さ行」から始まる用語集
サイケデリック
サイケデリック・アートの特徴である、流動的な抽象図案、原色や蛍光カラーをプリントに用いたファッションのこと。
サイケデリック・ファッションは、60年代のヒッピー文化と共に大流行した。
サファリルック
サファリルックとは、この時に着る狩猟服や旅行服のスタイルのことを指し、'60~70年代にかけて流行した後、定期的に注目を集めるルック。
サファリとは、アフリカでの狩猟旅行のこと。
シャビールック
高級志向の1980年代のアンチテーゼとして、マルタン・マルジェラが80年代の終わりに打ち出した貧困者風のスタイル。
「みすぼらしい格好」という意味がある。
色あせたり、ほつれたり、わざと古着風に仕上げるなど、新しい価値観をもったファッションが注目され、90年代の新しい流れを作り上げた。
シースルー
シースルーとは「透けて見える、透き通るほどの」という意味。
シースルー・ルックとは、オーガンジーやボイル、シフォン、レーシー・ニットなどの透ける素材を使って、ボディを透かしてみせるファッションのこと。
68年にイヴ・サンローランによって発表され、センセーションを巻き起こした。
ジプシールック
ジプシールックとは、ジプシーのイメージや服装を取り入れたファッションのことを指す。
ジプシーとは、かご編、占い、音楽などを生業としながら、中近東からヨーロッパ南部を放浪する漂白民族のことで、ボヘミアンルックと同義。
ジャッキースタイル
1960年代に流行した、ケネディ元米大統領の妻ジャクリーン・ケネディ(後のジャクリーン・オナシス)が好んだファッションのこと。
エレガントなスーツやフェミニンなシルクのドレスに代表される、シンプルだが洗練された上質な着こなしがポイント。
ジャクリーンは当時のファッションアイコン。
1950年に作られたグッチのハンドバッグが、60年代に彼女が愛用して流行らせたことから「ジャッキーバッグ」という名で呼ばれるようになった逸話も有名。
スキニールック
ファッションでは「ほっそりとした、痩せた」の意味で使用され、身体に皮膚のようにぴったりとフィットしたスタイル。
スピンドル
「紡錘(ぼうすい)」の意で、それに似た、腰部が膨らみ、トップやボトムがすぼまったラインのこと。
スピンドルラインとは、’57年にクリスチャン・ディオールが発表したラインで、シャトル・ライン、フュゾー・ラインともいう。
スポーティ
スポーティー(sporty)とはドレッシー(dressy)の反対用語で軽快でインフォーマルな感じのものに対して表現される。
服装、時計などアクセサリーなど全般に表現され、カジュアルに近い。
スリット
スリット(slit)は、切れ目、隙間の意味。スカートなどに入れる切れ込みをいう。
もともと動きやすくするためのものだが、現在ではセックスアピールとしての意味が強い。
具体例は、チャイナドレスの横についている“切れ目”のこと。
セットアップ
ジャケットとボトムを個別のサイズで組み合わせることができる単品売り式のスーツのこと。
センシュアル
官能的である、という意。