「ま行」から始まる用語集
マッケイ製法
マッケイ(式)製法は、靴の製法の1つ。マッケイの名前は発明者に由来していると言われる。
表底、アッパー、中底を一緒に糸で縫いつける。
靴底の縁まわりに出ているソールエッジがなく(張り出ておらず)、中底に縫い糸が見える。
構造がシンプルな分、返りがよく、軽さがあり、足によくフィットする。
グッドイヤー・ウェルト製法ほど耐久性はないが、デザイン性、ファッション性を高いレベルで追求できることが利点。
イタリアの靴ブランドで採用されていることが多い製法で、グッドイヤー・ウェルトに次いでメジャー。
モカシン
モカシンは、もともとインディアン(ネイティブアメリカン)が履いていた靴で、革一枚で作られた、スリップオン(結びひもや留め具がない)の足首までを覆う袋状の靴が由来。
アッパー部分を縫いとるものなど様々なものがあった。
インディアンのモカシンは靴底はなかったが、欧州に伝わった際に欧州風にアレンジされ、現在のものとなった。
グッチのビットモカシンが有名。
モンクストラップ
モンクストラップ(monk strap)とは、15世紀にアルプスに住む修道僧が考えたといわれる外側に大きなバックルのついた靴。
靴ひもでは無く、ベルトとバックルで甲の高さを調節できる機能的なデザインが特徴。