「ふ」から始まる用語集
フラップ
「ぴらぴらした部分が垂れ下がる」の意で、ポケット口に付けるふたを指すようになる。
元来戸外で雨を防ぐふたとして、アウトドア衣料用に用いられてきたことから雨ぶたともいう。
フルスカート
フルスカートとは、幾重もの幅を広げるための布=まちをつけたり、たっぷりギャザーやフレアを入れたりして、ゆったりとしたシルエットを出したスカートのこと。
フレアスカート
フレアスカートとは、シルエットがあさがおのように開いたスカート。波のような形状がうまれ、優雅なイメージをつくりだす。
もともとフレア(flare)とはあさがお形に開くという意味。
フレアパンツ
フレアが入る幅広のパンツの総称。
単に裾広がりになる、ベル・ボトム型のものをさすこともある。 主としてヨーロッパ調のエレガントなファッションにみられる。
フレグランス
フレグランスは、香水、オーデコロンのように心地よい身体に香りを付けるために使用する化粧品の総称のこと。
アルコールに対する香料の割合によって種類が分けられる。
高い順に、パフューム(香水)、オー・ド・トワレ、オー・デ・コロンに区別される。
フロックコート
19世紀末に着用されていたコート。後に昼の正礼装で着用された。ダブル前、4つまたは6つボタン、膝丈が特徴。現在ではあまり着用されず、モーニングコートの方が一般的。
英国では「フロックコート」だが、英国のエドワード皇太子(1816~1861)が米国訪れた際着用したことから米国では「プリンス・アルバート」と呼ばれている。
ブルゾン
ブルゾン(blouson)は、腰や裾を紐やベルトで絞ることで、背中にふくらみを持たせた上着のことを言う。
英語ではジャンパー(Jumper)と呼ばれるが、「ジャンパー」はイギリスではセーターを指す。
プルオーバー
頭からかぶって着る服のこと。 前後にボタンなどの開きがなく、かぶり式の衣服をいう。
特にセーターを指し、スマートで活動的な外着として19世紀末から20世紀初めに着用されていた。
最近では素材が何かという点にはこだわらず、コットンなどでも、かぶって着るタイプの上着を単にプルオーバーと呼ぶ場合も多い。